『2026年はここまで下落する』とか、『この水準で買えばOK』と言っているわけではありません。『リーマンショック級の出来事が起こった場合どれくらい暴落するか』、『調整下落が入った場合はどのあたりから買っていくか』といった事を予め想定して準備しておくための水準把握だと思ってください。「いつ暴落が起こるか」は分からないケド、「いつか暴落が起こる」ことは確実です。
SP500超長期チャート

TradingView(S&P500指数 6ヶ月足チャート)
| 2009.03 | リーマンショック後 | 667pt |
|---|---|---|
| 2020.03 | コロナショック後 | 2,190pt |
リーマンショック後の安値とコロナショック後の安値を結んだピンクのトレンドラインが大暴落時の下落目安となります。2026年は3,200pt前後になるのが確認できると思います。7月末時点のS&P500は7,490pt前後で推移しているため、このトレンドラインまでの下落は約57%となります。リーマンショック、コロナショックと同様に50%超の最大ドローダウンを想定しておく必要があります。
次にリーマンショック後の安値とコロナショック後の安値をヒゲを含まない実体で結んだ水色のトレンドラインが超長期での調整下落の目安になります。2026年は3,900ptあたりになるため、調整下落としても約48%の下落を想定しておく必要がありそうです。
7月はFRBが5会合連続で政策金利を据え置いた一方、半導体・AI関連株を中心に世界同時株安の局面があり、日経平均やNVIDIAなどハイテク株が大きく調整しました。S&P500もその影響を受けて上下に振れましたが、月末時点では7,490pt前後と6月末(7,480pt)とほぼ同水準を維持しており、相対的な底堅さが目立ちました。
SP500長期チャート

TradingView(S&P500指数 月足チャート)
AI・データセンター関連への旺盛な需要は続いていますが、7月29日のFOMCでFRBは政策金利を3.50〜3.75%に据え置くことを決定(9対3の賛成多数、3人の理事が利上げを主張して反対票を投じる異例の展開)。原油高由来のインフレ懸念を背景に、9月・12月の追加利上げが引き続き視野に入っており、市場は「利下げ再開」から「利上げ再開」への警戒モードにシフトしています。現在の75EMA(黄色の波線)は5,150pt付近で、ここが短期的な調整下落の目安となる点は変わりません。
金利上昇局面が続く中、高バリュエーションのハイテク・グロース株には引き続き調整圧力がかかりやすく、7月の世界同時株安のような場面では株価が大きく振れる可能性があります。長期投資家は史上最高値圏にあることを踏まえ、水準感を冷静に把握しておく必要があります。
- 毎月の積立額は変更しない。暴騰時も暴落時もコツコツ淡々と積立投資を継続する。
- 米国株はコロナショック後の上昇が大きく、現在は史上最高値圏。下落調整も大きめになる可能性大。
- S&P500指数は5,150ptあたりから、調整下落と考えてスポット買いしてもいい水準。
- S&P500指数は3,900ptあたりから、大きめの下落と考えて強気でスポット買いしてもいい水準。
- リーマンショック級の大暴落では3,200pt前後までを想定して資金管理を徹底する。


コメント