『2026年はここまで下落する』とか、『この水準で買えばOK』と言っているわけではありません。『リスクがどれくらい選好されているのか』、『半減期スパンの高値と比較して現在がどれくらいの水準に位置するのか』といった事を把握して、今後の価格水準の目安として準備しておくための水準把握だと考えてください。
BTC/USD長期チャート

TradingView(ビットコイン/米ドル 月足チャート)
| 2012.11 | 半減期後高値① | 1,120$ |
|---|---|---|
| 2016.07 | 半減期後高値② | 2,856$ |
| 2020.05 | 半減期後高値③ | 58,763$ |
| 2024.04 | 半減期後高値④ | 65,352$ |
| 2025.10 | 第4回半減期後 最高値 | 120,000$ |
為替水準を排除するため、まずはドル建てビットコインの長期チャートを用いて見ていきます。VIXとは対照的にリスクオンの水準確認用としてビットコインチャートを使用します。ビットコインはリスク選好資産と考えられ、株式が売られる時の先行指標と考えることもできます。
チャートに描かれている青の垂直線がビットコインの半減期です。そしてピンクの水平線(点線)が半減期後の最高値です。半減期後は半減期前の最高値まで押し目を踏むことなく上昇していることが確認できます。ビットコインのようなリスク選好資産はFOMO(Fear of Missing Out=取り残されることへの不安・恐れ)のような心理が働きやすいことも頭の片隅に入れておくべきです。
2025年10月に120,000ドルの過去最高値を記録した後、2026年に入ってからはイラン情勢を含む中東リスクや米利上げ観測を背景にリスクオフ局面が続いています。7月は6月の米雇用統計下振れを受けて一時62,000ドル台まで反発する場面もありましたが、7月29日のFOMCを控えた利上げ懸念から65,000ドル付近から63,000ドル台へ下落し、月末時点では63,059ドル前後で推移しています。最高値からの下落率は約47.5%です。
今回の第4回半減期サイクルでの最高値は半減期前の約1.9倍にとどまっており、従来のサイクルより上昇幅が縮小、供給減による4年サイクルの価格牽引力が弱まってきている可能性は引き続き指摘されています。
BTC/円長期チャート

TradingView(ビットコイン/円 月足チャート)
円建てで見ると、2025年10月の1,800万円という過去最高値から、2026年8月現在は約995万円まで下落しています。最高値からの下落率は円建てで約44.7%、ドル建てでは約47.5%となっており、円安の進行によって円建ての下落率が相対的に小さく抑えられている構図は変わっていません。過去の半減期後の調整(約70〜80%下落)と比較すると、下落幅は依然として限定的です。
リスクオフ心理が主因の下落であり、イラン情勢の落ち着き、FRBの利下げ再開、ETF資金流入の再開、減税効果の顕在化などが反転材料になり得ますが、いずれも8月時点では実現していません。テック株への資金シフトも重石となっており、当面は上値の重い展開が続く可能性があります。
- 直近の確定した半減期は2024年4月で、半減期後のマイニング報酬は3.125BTC。
- 次回半減期は2028年頃。半減期後1年以内に爆発的な上昇が期待できる。
- ビットコインの発行上限2,100万枚に到達するのは2140年頃と予測されている。
- 2025年に成立した「戦略的ビットコイン準備金」は長期的な需要下支えとして注目継続。
- 日本の暗号資産税制は申告分離課税(税率一律20.315%)への移行が確定。2026年3月31日に改正所得税法が成立・公布済みで、2028年1月からの適用が有力視されている(適用開始まで現行は総合課税のまま。損失は翌年以降3年間繰越控除が可能に)。


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