『2026年はここまで下落する』とか、『この水準で買えばOK』と言っているわけではありません。『リーマンショック級の出来事が起こった場合どれくらい暴落するか』、『調整下落が入った場合はどのあたりから買っていくか』といった事を予め想定して準備しておくための水準把握だと思ってください。「いつ暴落が起こるか」は分からないケド、「いつか暴落が起こる」ことは確実です。
SP500超長期チャート

TradingView(S&P500指数 6ヶ月足チャート)
| 2009.03 | リーマンショック後 | 667pt |
|---|---|---|
| 2020.03 | コロナショック後 | 2,190pt |
リーマンショック後の安値とコロナショック後の安値を結んだピンクのトレンドラインが大暴落時の下落目安となります。2026年は3,200pt前後になるのが確認できると思います。5月末時点のS&P500は7,580pt前後まで上昇しているため、このトレンドラインまでの下落は約58%となります。リーマンショック、コロナショックと同様に50%超の最大ドローダウンを想定しておく必要があります。
次にリーマンショック後の安値とコロナショック後の安値をヒゲを含まない実体で結んだ水色のトレンドラインが超長期での調整下落の目安になります。2026年は3,900ptあたりになるため、調整下落としても約49%の下落を想定しておく必要がありそうです。
米・イランの停戦交渉の先行き不透明感と軍事衝突を背景に、原油先物が急騰しており、インフレ懸念が意識されています。にもかかわらず、S&P500は4月に最高値を更新した後、5月も好業績を背景に上値追いが続きました。
SP500長期チャート

TradingView(S&P500指数 月足チャート)
業績に勢いのある半導体株に加え、セキュリティやデータ分析などAI・データセンター周辺分野へも物色が波及し、AIとの親和性が評価された見直し買いも散見されます。S&P500はコロナショック後からの急上昇が続き、月足チャートの傾きもさらに急になっています。現在の75EMA(黄色の波線)は5,100pt付近まで上昇してきており、ここが短期的な調整下落の目安となります。
足元の米国株は高値圏で推移しており、投資家心理はなお強気です。ただし、すでに良い材料をかなり織り込んでいるため、経済指標や米長期金利の動き次第では、利益確定売りが出やすい局面でもあります。
予想PER(Forward P/E)は約21〜22倍前後となっており、過去10年平均(約18〜19倍)より高い水準です。これはAI関連企業を中心とした利益成長への期待が株価に織り込まれているためです。バリュエーション面での割高感は否定できず、長期投資家は水準感を冷静に把握しておく必要があります。
- 毎月の積立額は変更しない。暴騰時も暴落時もコツコツ淡々と積立投資を継続する。
- 米国株はコロナショック後の上昇が大きく、現在は史上最高値圏。下落調整も大きめになる可能性大。
- S&P500指数は5,100ptあたりから、調整下落と考えてスポット買いしてもいい水準。
- S&P500指数は3,900ptあたりから、大きめの下落と考えて強気でスポット買いしてもいい水準。
- リーマンショック級の大暴落では3,200pt前後までを想定して資金管理を徹底する。


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