【2026年6月】為替の長期チャート分析|米ドル/円水準確認|時短テクニカル

ドル円 長期チャート 水準確認 時短テクニカル
記事内に広告が含まれています。

『2026年はここまで動く』とか、『この水準で買えばOK』と言っているわけではありません。『リスクオフ要因が起こった場合どれくらい変動するか』、『米ドルが買われているのか、日本円が売られているのか、その両方なのか』といった事を自分の頭で考えて整理して、今後のトレンドを予め想定して準備しておくための水準把握だと思ってください。「いつボラが高まるか」は分からないケド、「いつかボラが高まる」ことは確実です。


米ドル/円超長期チャート

ドル円 超長期チャート 6ヶ月足 2026年6月

TradingView(米ドル/円 6ヶ月足チャート)

1985.09プラザ合意前1$=235円
2011.10東日本大震災後1$=75円
2020.03コロナショック後1$=101円

ばけっと投資では、外国為替の水準確認は米ドル/円で確認していきます。世界の基軸通貨は米ドルであり、コア戦略を取っている全世界株式も、サテライト戦略の米国高配当株も米国債券ETFも、ビットコインも主に米ドル建て計算による影響が大きいからです。超長期チャートから確認できるように、外国為替は右肩上がりの指数とは異なります。

まず基準となるのが1985年9月のプラザ合意前の水準1米ドル235円です。変動相場制に移行後、このプラザ合意による主要国による協調介入によってドル安方向に是正されていきました。ドル円レートがいちばん円高に振れたのが2011年10月の東日本大震災後の1米ドル75.3円です。直近で大きく円高に振れていたのが2020年3月のコロナショック後の1米ドル101.18円です。このころまでは「リスクオフの円買い」と呼ばれていましたが、最近ではロシア-ウクライナ戦争や米中貿易対立、中東情勢の緊張が高まっても円安が止まりません。

為替を動かす要因として注目されているのが、①インフレ率に対して金利が低い状態が続き、円を持つこと自体が実質的な資産の目減りにつながりやすい点、②財政拡張や輸入に伴う強いドル買い需要で、これらが円安圧力を強める要因になっています。すでにキャピタルフライト的な見解も正当化されつつあり、外貨建て資産を保有する重要性が高まっているのは事実です。


米ドル/円長期チャート

ドル円 長期チャート 月足 2026年6月

TradingView(米ドル/円 月足チャート)

2011.10東日本大震災後1$=75円
2020.03コロナショック後1$=101円

コロナショック後のインフレ退治のためアメリカはガンガン利上げを進めていきましたが、日本は金融緩和を維持し続けました。日米の金利差は拡大して円安が止まらなくなり、日銀は米ドル売りの為替介入を連発しました。

その後、インフレが終息してきた2024年秋からアメリカは利下げに転じましたが、日銀の利上げについての慎重な姿勢から構造的な円売り圧力は継続しており、急激な円安が進んだ場合には政府・日銀による為替介入が入る可能性も十分に警戒する必要があります。

4月30日には米ドル円が160円台後半と2024年7月以来の水準まで円安・ドル高が進みましたが、日本時間の夕方に急落し、一時155円台まで下落しました。日銀会合でタカ派的なコミュニケーションがあったにもかかわらず円安が止まらず、160円台後半まで上昇したため、政府・日銀が円買い介入に踏み切ったとみられています。

しかし介入効果は限定的で、6月6日時点では再び160円近辺まで円安が戻り、通貨当局による再度の円買い介入が警戒されている状況が続いています。

日銀の6月もしくは7月の利上げは市場に折り込み済みで、0.25%利上げしても政策金利は1%にとどまり、実質金利はマイナスのまま。折り込み済みの利上げかつ低頻度では、円高材料にはなりにくい状況です。円安トレンドの転換を期待するには、日銀の大幅な利上げ加速か、FRBの積極的な利下げ再開が必要で、現状ではどちらも現実的ではありません。

  • 今後の為替は円安-円高どちらに振れていくのかは確定できないものと考えるようにする。
  • 超長期チャートでは、現在の水準が過去の何年何月と同水準くらいなのかを確認する。
  • 長期チャートでは、現在のトレンドが円高傾向なのか、円安傾向なのかを確認する。
  • 為替介入は一時的な円高要因にとどまりやすく、大きな円安トレンドを変えるものではないと理解しておく。

コメント

タイトルとURLをコピーしました